父の癌の話 4

年末に再度、緊急入院した数日後
1月の2日にきょうだいで
父のお見舞いに行きました。


「無理にでも病院に連絡をしてくれて
ありがとう」と父は言ってくれたけれど
父の気持ちを思うと
素直に喜べない自分がいました。


足が動かず、尿意も感じにくいという事で
自分でトイレにも行けなくなり
車椅子に乗り看護師さんに介助される姿を見て
1ヶ月でこんなにも
状態が悪くなってしまうものなのかという
悲しい気持ちと

再度入院したものの 年末年始だった為
病状を確認するための検査は
1週間以上後になると聞いて
気が気ではありませんでした。



そんな中でも あらゆる可能性を考慮して
父のこの先を考えなくてはならず

新たに転移しているであろう癌の治療を
すすめる為の説明や、
治療をしないと決めた場合に
どうしたら良いのかという説明を受けました。

具体的には
自宅で、介護士さんの力を借りながら
家族と共にケアをするのか


身の回りの介助をしてくれる人がいる施設で
緩和ケアといって
積極的な治療はせず 痛みが出た場合に
苦痛を和らげるような点滴をしてもらう程度の
医療行為をしてくれる場所にいくか

という事です。


このまま最期までその病院で診てもらえると
思っていたので、転院する事による
父の精神的、身体的な負担に不安を感じつつ
父の気持ちを最優先しながら
どうする事が正解なのか
きょうだい、家族で何度も話し合いました。


物凄く難しいと感じたのが
その話し合いを、父本人が不在の状態で
行わなければいけなかった事。

父自身が、余命を聞いていたとしても
ただでさえ自分の状態が
どんどん悪くなっていくのを感じながら
そんな話を子供たちに持ちかけられたら
どう感じるだろう。


こういう話は
元気なうちにしておかないとなのです。