父の癌の話 1

数年前の冬

年に2回程会う、離れて暮らす父から

癌で入院すると手紙が来ました。

 

慌てて病院へ駆けつけると

変わらず元気な姿があったのですが

医師からの説明だと余命は半年との事。

 

命の残り時間なんてわかるものかと思ったものの

父は肺癌で、その時には脳にも癌が転移していた為

様々なデータから余命は半年くらいなのではないかと

淡々と説明され、同席していたきょうだいと

ひとまずその場の状況をのみこむだけで精一杯でした。

 

---------------------

父から手紙が来る少し前に

自分の中に感じる予感があって

それは、新しい周期が始まる予感だったのですが

 

新しい周期、新しい人に出会う時にはいつも

自分にとって大きな別れがあったので

その時に一瞬 父との別れがよぎり

嫌な事を想像してしまったなと

思った事があったのを思い出しました。

 

---------------------

 

癌など、余命がわかる病気だと

きちんとお別れができるから良い なんて事を

聞いた事があったけれど

その時はまだそんな事を思えないまま

病院へ通う毎日が始まりました。